弥生時代前期、標高1,000m前後の背振山地南麓の吉野ヶ里丘陵一帯には小規模なムラが分散していたが、次第に統合拡大され、弥生時代後期には集落がさらに北部へと広がり、約40haを超える国内最大級の環濠集落へと発展した。V字形に掘削された総延長約2.5kmの外環濠の内外に土塁、逆茂木などを築き、物見やぐらを複数配置し、さらに北内郭、南内郭が設けられた「城のルーツ」ともいうべき環濠集落である。現在は吉野ヶ里歴史公園として整備されているが、復元整備対象とされているのは紀元三世紀ごろ(弥生時代後期後半)の遺構である。1989年に吉野ヶ里遺跡が大々的に報道されたとき「魏志倭人伝に記載された邪馬台国に関係する遺跡ではないか」と、注目を集めたが、現在は九州北部にあった複数のクニの一つという見方もされている。
番号 | 日本100名城 88(日本100名城について) |
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名称 | 吉野ヶ里遺跡(よしのがり) |
住所 | 〒842-0035 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843 |
電話 | 0952-55-9333(吉野ヶ里歴史公園) |
アクセス・スタンプ設置場所 | JR鳥栖駅から長崎本線普通にてJR吉野ヶ里公園駅またはJR神埼駅下車徒歩約15分 開園時間: (4月1日~5月31日、9月1日~3月31日)9:00~17:00 (6月1日~8月31日)9:00~18:00 休園日:12月31日、1月の第3月曜日とその翌日 利用料金:大人460円、中学生以下無料 駐車場:あり(有料) ◆日本100名城スタンプ設置場所 ・吉野ヶ里歴史公園東口 ※掲載情報は2024年10月現在 ※スタンプ設置場所や営業時間は下記サイトなどで最新情報をご確認ください。設置場所の変更情報はこちらを参照ください。 |
HP | ・吉野ヶ里歴史公園 |
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管理人は2012年4月14日、吉野ヶ里遺跡に登城。 » 吉野ヶ里遺跡の記事を検索