1616年(元和2)九州の外様大名の牽制とキリシタン対策という大きな任務を与えられて島原に入った松倉重政は1618年(元和4)森岳という小山に築城を開始し7年をかけ、総石垣で五重天守と3基の三重櫓、38基の平櫓などが配置 […]
熊本城のある丘陵地帯は茶臼山と呼ばれ室町時代には千葉城や隈本城が築かれていた地であり、この地を与えられた加藤清正が1591年(天正19)から築城を計画。1601年(慶長6)から本格的に築城を開始し、千葉城・隈本城を縄張り […]
人吉城は、1198年(建久9)地頭として相良長頼が入り、それ以降明治まで35代670年間相良氏がこの地を支配した。城として整備されたのは11代相良長続の時代1448年(文安5)ではないかとされる。その後18代頼房から20 […]
府内城は、かつてこの地を治めていた大友氏の居館に1597年(慶長2)入った石田三成の妹婿であった福原直高が、大分川の河港「荷落ち」の地に築城を開始し、2年後には望楼型の四重天守を持つ城の大半を完成させたといわれる。関ヶ原 […]
岡城は稲葉川と白滝川に挟まれた標高325mの天神山山頂を中心にした、高さ数10mの断崖上に築かれた山城。岡城のはじまりには諸説あるが、鎌倉時代初期の1185年(文治1)緒方惟栄が、源頼朝に追われた源義経を匿うために築城し […]
飫肥城は1458年(長禄2)島津氏が土持氏を配下におさめ、新納忠続を肥後城に入城させるが、かつて土持氏と同盟関係にあった伊東氏が1485年(文明17)飫肥に侵攻する。その後、島津氏一族が城主となり両者の間で100年以上攻 […]
鹿児島城は標高107mの中世上山城跡(城山)の東麓に島津家久が1601年(慶長6)に築城を開始し、約10年かけて完成させた平城。中世以来の館造りを踏襲し、華麗な御殿建築が建つ本丸と二の丸の二つの曲輪から構成され、御楼門以 […]
今帰仁城は沖縄本島北部の石灰岩丘陵上に位置し、琉球王国統一前に覇権を争った3国の一つで、三代続いた北山王の居城。城の創建は明確でないが、発掘調査によって13世紀後半に遡り、14世紀中頃には主郭が石垣で普請され、15世紀前 […]
中城城は14世紀後半に、豪族の先中城按司が沖縄本島中部の中城湾を望む標高160mの石灰岩丘陵上に築城し、琉球を統一した尚巴志王の代から仕える護佐丸が15世紀前半、城を北東から西南にかけて六つの郭が連なる六連郭の構造へと拡 […]
首里城は、沖縄県那覇市首里にあり、かつて海外貿易の拠点であった那覇港を見下ろす標高130mの丘陵地に築かれた城で、創建以来数度に渡り拡張され東西約400m、南北200mの規模を誇る。正殿をはじめ主要な建物が配置された内郭 […]