岐阜城は、鎌倉時代初め二階堂行政によって標高336mの金華山(稲葉山)に朝廷への押さえのために砦を築いたのが初めといわれる。その後、戦国時代に斎藤道三が居城として稲葉山城を修築して城下を整備した。1567年(永禄10)この城を攻め落とした織田信長は居城として大改修を実施し、「稲葉山城」と「井の口」という地名を中国の故事にちなんで岐阜と改めた。また、その年11月からは「天下布武」を刻んだ印判を使い始めたという。信長が城主の時代は、金華山山頂に三重の天守が建ち金の鯱が輝き、居宅は「千畳敷」という曲輪に、四階の豪華絢爛たる楼閣があったという。
信長は1576年(天正4)息子信忠に家督を譲り安土城に移ったが、1582年(天正10)本能寺の変で親子ともに討たれる。その後、関ヶ原の戦いで城主織田秀信が西軍に属し、東軍の福島正則、池田輝政に包囲され攻め落とされる。翌年徳川家康によって廃城とされ天守や櫓等は加納城へ移された。
現在の岐阜城は、1910(明治43)に観光目的で建てられた模擬城が1943年(昭和18)に焼失したしため、1956年(昭和31)に再建された鉄筋コンクリート造りのもの。
番号 | 日本100名城 39(日本100名城について) |
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名称 | 岐阜城(ぎふじょう) |
住所 | 〒500-0000 岐阜県岐阜市金華山天守閣18 |
電話 | 058-263-4853 |
アクセス・スタンプ設置場所 | JR東海道線 岐阜駅および名鉄名古屋本線 名鉄岐阜駅から岐阜バス 名良橋経由で岐阜公園・歴史博物館前下車、徒歩で山麓、山麓から山頂まで金華山ロープウェーで山頂駅、そこから城まで徒歩約8分。 天守閣開館時間: (3月16日~5月11日)9:30~17:30 (5月12日~10月16日)9:30~17:30 (10月17日~3月15日)9:30~16:30 ※元旦のみ6:30~16:30 入場料:大人200円、小人100円(天守閣と資料館共通) 駐車場: 有料(岐阜公園堤駐車場) ◆日本100名城スタンプ設置場所 ・岐阜城資料館(天守閣脇) ※掲載情報は2023年5月現在 ※スタンプ設置場所や営業時間は下記サイトなどで最新情報をご確認ください。設置場所の変更情報はこちらを参照ください。 |
HP |
・金華山ロープウェー
・岐阜市公式サイト |
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管理人は2009年7月26日、岐阜城に登城。 » 岐阜城の記事を検索