日本100名城に行こう
『日本100名城』とは、財団法人日本城郭協会が全国各地の名城探訪の手がかりとして2006年に定めた日本の名城100選のこと。同協会が2007年に迎える設立40周年の記念事業の一環として、2005年に日本国内の名城と呼ばれる城郭を公募し、2006年4月6日の「城の日」に認定しました(発表は同年2月13日)。100の名城は、観光地としての知名度、文化財や歴史上の重要性、復元の正確性などをもとに、城郭愛好家や専門家などの審査により選定されました。現在は『続日本100名城』も選定されています。
お城の歴史
日本の城郭(お城)は、弥生時代、周囲に堀をめぐらせた環濠集落(かんごうしゅうらく)が始まりとされています。いわゆる石垣・天守・櫓を持つお城は、室町末期・戦国時代に築かれたと考えられています。
スタンプラリー(スタンプ帳)
2007年6月から、100名城のスタンプラリーが開始されました。スタンプの設置場所は、城内の入口や、城から離れた関連公共施設などになります。すべてのスタンプが揃った暁には、日本城郭協会事務局宛にスタンプ帳を送ると、「祝登城完了!」の印と登録順位を記入し、返送してくれます。また、『城郭ニュース』および日本城郭協会事務局のホームページに登城者の名前が発表されます。
スタンプ帳は、日本城郭協会公認の公式ガイドブック「日本100名城公式ガイドブック」「日本100名城に行こう」に付いていますので、事前に購入しておきましょう。
続日本100名城の登城も挑戦される方はこちら。「日本100名城と続日本100名城に行こう」「続日本100名城公式ガイドブック」
日本100名城の巡り方
日本100名城は、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地に点在しているので、飛行機、車、鉄道、徒歩など、さまざまな交通機関を利用して移動する必要があります。お城という特性上、山や岡の上にあったり、そもそもお城の敷地が広いことなどもあり、徒歩抜きにしては登城はできません。旅行会社から数は少ないですが100名城ツアーが出ていることもあるので、それを利用することもできます。ただ、お目当ての城をダイジェストに楽しみたい方にはいいですが、100城全てを巡ることを考えると、やはり自分で旅の計画を立てる必要がでてくるかと思います。車を運転することができるのであれば、近隣は車と鉄道で、遠方は飛行機(鉄道)+ホテル+レンタカーのプランがおすすめです。
旅の計画で気をつけたいことは、時間と体力。早く100名城を達成したいからと、無理な計画を立てると、やはり疲れてしまいます。また、お城、及びスタンプを押せる場所(お城とは別の管理局などにスタンプ台があることも)は、夕方になると閉まってしまうことも多く、1日に詰め込みすぎてしまうと、計画通り廻れないことも。事前の計画が、とても重要です。
いずれにしても、全国100カ所をめぐるには、時間がかかります。数年をかけて、ゆっくり達成する方がほとんどです。お城だけでなく、その周辺の雰囲気を知る、食事を楽しむ、お土産を買うなども、100名城の旅の楽しみになります。ゆっくりと、登城達成まで、がんばってみてください。
日本100名城へのアクセス方法
日本100名城は全国に点在しています。各城を訪れるには、電車、飛行機、車、バス、そして徒歩を組み合わせてアクセスする必要があります。
こちらのページでは日本地図を用いて100名城の場所を記載しています。また、出発地点と目的地(お城)へのルートを検索ができます。よろしければご活用ください。
お城の住所やスタンプ設置場所は当サイト内の各お城の紹介ページでご紹介しています。各お城やスタンプ設置場所の公式サイトなどもご紹介しています。
日本100名城(一覧)
100名城は、世界遺産の姫路城(兵庫県)、国宝の彦根城(滋賀県)・松本城(長野県)・犬山城(愛知県)、お城の始まりとされる環濠集落の吉野ヶ里(佐賀県)、織田信長の安土城(滋賀県)、琉球王国の首里城(沖縄県)、西洋式の五稜郭(北海道)など、日本各地の名城が選定されています。