根室半島には一帯にわたり、チャシ跡が存在する。そのほとんどは海抜約5mから50mの海岸断崖上の台地の平坦部にあり、海岸台地上に半円形又は四角形の壕を巡らせている。根室市内には30ヵ所※のチャシ跡の存在が確認されているが、 […]
五稜郭は、函館山から約6km離れた函館市のほぼ中央となる場所にある。この場所は、ちょうど浅いすり鉢の底のように低くなっている所。この五稜郭のある周辺は、今から約150年前の江戸時代終わり頃、箱館が開港された時はたくさんの […]
1854(安政元)年9月に完成した松前福山城は、旧式築城では日本最後のものとなった。完成した新城は本丸、二の丸、三の丸、楼櫓6、城門16、砲台7座を備えていた。1941(昭和16)年に国宝に指定され、戊辰の役や開拓使の取 […]
天守は、もともと華麗な五層の天守で本丸西南隅にあった。寛永4年(1627年)に落雷で焼失し、再建しようとしたが、「武家諸法度」では天守の新築を禁じていたため、やむなく隅櫓の名目で幕府の許可を得て、今の三層の天守に。弘前の […]
根城は、建武元年(1334年)に南部師行(なんぶもろゆき)により築城された城。寛永4年1627年)に領地替えにより使われなくなるまでの約300年間、八戸地方の中心で、昭和16年に国史跡に指定された。その後、昭和53年から […]
この地は、旧北上川と中津川の合流点の丘陵で、かつて南部氏の家臣福士氏(ふくしし)の不来方城(こずかたじょう)(淡路館(あわじだて)・慶善館(けいぜんだて))が存在した場所。ここに、新たな縄張で石垣を巡らし、本丸・ニの九・ […]
神亀(じんき)元年(724)、大野東人(おおののあずまびと)によって創建された奈良・平安時代の陸奥国の国府であり、行政の中心地。また、奈良時代には鎮守府も置かれ、軍事の中心でもあった。仙台湾や仙台平野を一望できる丘陵上に […]
青葉城恋唄で歌われた「杜の都」仙台。独眼竜正宗の伊達62万石の居城。標高約130m、東と南を断崖が固める天然の要害に築かれた城は、将軍家康の警戒を避けるために、 あえて天守閣は設けなかったといわれている。脇櫓は1967年 […]
久保田城は、常盤源氏の名門、佐竹氏12代の居城であり、複数の廓を備えた神明山の丘陵に築かれた平城。石垣がほとんどなく堀と土塁を巡らした城で、天守閣をはじめから造らなかった。幾度となく火災に見舞われその都度再建し明治まで残 […]
山形市街地のほぼ中央に位置。延文元年(1356)に羽州探題として山形に入部した斯波兼頼(最上家初代)が築城したのが始まりと伝えられ、現在の城郭は第11代城主最上義光(1546~1614)が築いたものが原型とされる。本丸・ […]