絶対に訪れたい天空の城、朝霧立ちこめる竹田城(山陽編3/3)

2010/05/04 カテゴリ:登城録(中国・四国地方)

2010/3/22ついに山陽編も最終日となりました。6:00起床。宿泊したホテルがある和田山の駅前通りです。人っ子一人いません。

和田山の駅前通り

竹田城は日本のマチュピチュ、天空の城と言われてカメラマンからも非常に評価が高い353.7mの山の頂にある城址。

秋口が絶好のシャッターチャンスと言われていますが・・・・

東の空は霧がかかっているかな?太陽が登ってくれば、城跡から朝霧が下に見えるかも?・・・期待できるかな?7:00さあ出発です

狭い山道を一気に登り竹田城山門に7:30到着。誰もいないと思った駐車場には既に2~3台の車が。

竹田城山門

ここから歩きです。コースは2本「大手門コース」と「花屋敷コース」

当方「花屋敷コース」という直登コースを選び「一気に頂上まで」と思ったのは良いのですが、これが大変。かなりの急こう配。息は切れるし、道は細いし、滑るし。登ること20分。視界が急に開け、圧倒的な石垣が存在感を持って眼前にあります。頂上に到着です。

下界を観ると朝霧が立ち込めています。やりました。最高の景色です。

よくもこんな所に城を築きましたね。素晴らしい石積みの遺構です。息を切らして登った甲斐がありました。後ろに見えるのが天守台跡です。

角川映画「天と地」ではこの天守台の上にセットの天守が組まれたとか。

この映画、製作費50億円。渡辺謙を主役に撮影が始まったが、ロケ中に急性骨髄性白血病で降板、榎木孝明代役で完成させましたが、映画の出来は、あまり評判が良くなかったようです。その当時の新聞記事を思い出しましたが、残念ながら?この映画は観ていませんよ。

竹田城

朝霧が立ち上っています。まさに雲上の城です。これが、秋口だっともっと凄い景色になっていることでしょう。

縄張りは、南北約400メートル、東西約100メートル。天守台をほぼ中央に配置し、本丸、二の丸、三の丸、南二の丸が連郭式に配され、北千畳部と南千畳を双翼とし、天守台北西部に花屋敷と称する一郭があり、廃城から約400年を経ているが、石垣がほぼそのままの状態で残っており、現存する山城として日本屈指の規模と言うことです。

竹田城

この石垣を造るために「田に松が生えた」と言われるぐらい農民は困窮に至ったとか。

竹田城

霧も晴れてきました。さあ下山です。

竹田城

竹田駅で、スタンプを貰い今回の山陽編は終了です。駅の屋根の向こうに今登ってきた竹田城址が朝日を浴びています。

別名を「虎臥(とらふす)城」と呼ばれ、南を頭にして北方に長々と伏せている虎のような姿から、その様に言い伝えられてきた。

「400年経っているが、石積みは当時のままで一度も崩れたことはない」「石垣は古式穴太流の野面積み。安土桃山時代に活躍した石工の技術集団の穴太衆(あのうしゅう)の方式で、安土城と同じ積み方」と説明してくれたのは竹田駅のボランティアのおじさん。

9:20になりました。さあ~京都の竹田駅で息子と12:00に待ち合わせです。高速道路混んでなければ良いですが・・・・

竹田駅

お疲れさまでした。

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