石田三成の妹婿の居城・大分府内城、滝廉太郎「荒城の月」の舞台・岡城(九州編1/4)

2012/04/22 カテゴリ:登城録(九州・沖縄地方)

今回は、九州地方の城巡りです。コースを妻が散々考えましたが、一度に九州全土を制覇するのは無理と言うことで、今回は、大分・熊本・福岡・佐賀・長崎の5県の城巡りで、4月11日から4月14日の3泊4日の行程です。

4月11日 8:50発のSORASIDO航空で羽田を出発し、8:15に大分空港着。オリックスレンタカーで車を借りて、8:50さあ出発です。しかし、生憎の雨。63.5km約1時間走って10:00最初の大分府内城着。

大分府内城

大分府内城

府内城は、今から約400年前、石田三成の妹婿福原直高12万石の居城として築かれた城。天守閣のあった本丸周辺の水堀は埋められ、現在は、文化会館がある大分城址公園となってます。100名城のスタンプはこの文化会館内に無造作に置いてあるために、度々盗まれるとのこと。管理の仕方が色々ですね。

大分府内城

この公園の北西側の松栄神社は、かつて府内城の山里丸があった場所。  山里丸は、茶の湯や能、月見など諸芸能を行う特別な場所で、府内城ができた前後に築城された大坂城や姫路城などの一部の著名な城しか見られず、山里丸を備えていたことは、府内城が、古式の風格をもった貴重な史跡であることを示しているとのことです。

この山里丸と西ノ丸との間の堀に、廊下橋が架けられていたということで、これを復元しています。天守閣跡に登りましたが、雨が酷くなったので、11:50次の目的地、岡城址へ移動開始です。

岡城址は、滝廉太郎の「荒城の月」の歌の舞台であり、日本桜100選にも入っている桜の名所で山城。

先ずは、腹ごしらえで、ファミレスを発見?。九州地方限定のファミレスでJoyull。ランチメニューは399円。安いです。でも鳥の空揚げ等が何で付いてくるのかな?と思い注文しましたが本日は水曜日「トマトハンバーグ&チキンステーキ」でした。dln_thu_20120410

→大分は「鳥の消費量が日本一」とか、そう言えば道々「鳥の唐揚げ屋さん」が有りましたっけ。JoyfullのHP見ると水曜日のメニューは変わってましたね?

腹ごしらえが出来たところで、出発です。約1時間半走って山の中へ。

岡城

幸いの事に、雨も小降りになってきて、高い天然の岩肌が雨に濡れ、苔に滴がついて正に古城の趣。海抜325mの台地、岡城阯その広さは実面積で100万㎡、その広さは東京ドーム(46.755㎡)の22個分。 大野川の支流、稲葉川と白滝川が合流する間の舌状台地上に築かれ、川岸からそそり立つその姿は「難攻不落」と言われた天然の要塞そのもの。

桜もまだ少し残ってましたよ。

『天正14年(1586)から翌年の豊薩戦争では島津の大軍が岡城をおそい、わずか18歳の志賀親次(親善)は城を守り、よく戦って豊臣秀吉から感状を与えられた。しかし、文禄2年(1593)豊後 大友義統が領地を没収されると、同時に志賀親次も城を去ることになった』

岡城

天守閣跡の枝垂れ桜は満開でした。大型バスで、写真愛好家達がこの古城に立つ枝垂れ桜を狙って撮影に来ていました。

滝廉太郎

滝廉太郎ですよ。この地の生まれだそうです。正に曲にピッタリな古城でした。

帰り際に、雨が上がり、青空が見えてきました。

荒城の月

切り立った岩場に「荒城の月」のレリーフが。

14:47本日の最終目的と熊本城へ向けて出発です。 ここから80.8km約3時間の予定で、阿蘇を通って一般道での移動です。熊本城の入場は18:00までのため、間に合えば、とのことでしたが17:20着。

熊本城

何とか間に合いました。大急ぎで見学します。

高い石垣と建物群に圧倒的な存在感、威圧感を感じビックリです。さすが難攻不落の城。

広い、広い。なんとか天守閣に登り、再建なった本丸御殿を観ることができましたが、時間が足りないため、明日、朝再度、登城することに。

平成20年3月に復元一般公開された「本丸御殿大広間」です。熊本城は、復元整備が行われており、往年の姿が蘇ってきているようです。まあ、建物内は豪華絢爛。清正の豊臣家に対する思いが感じられますが、結果的に、家康に丸め込まれてしまったかな。

熊本城 本丸御殿大広間

写真では鮮やかさと豪華さがイマイチ出ていませんが、天井画もすごいです。

本日はこれで終了です。ではまた明日

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