2009/12/09 カテゴリ:番外編
豊臣秀吉が建てた大阪城を描いた「大阪城屏風」が3年前オーストリアの古城(エッペンベルク城)で発見されました。この屏風を基にCGを起こしたものが、本日、放送されました。馬出し廓や下水の設備。権力と最先端の街。豊臣時代の20万都市大阪の再現です。
古城に眠る秀吉の“Beobo”~新発見「大坂図屏風」の不思議な旅路~
誰が、これを描かせたか?加藤清正等々色々な説があるが、研究の余地があるとのこと。この絵をヨーロッパに運んだのが東インド会社。ヨーロッパ唯一 の貿易国として他国を押しのけて幕府に取り入り貿易を独占しましたが、金銀の日本からの輸出が出来なくなり、金銀で描いた屏風に目を付けた。水に濡れやす い屏風を油紙で包み虫食い防止策を行って輸出しようとしたが、船が難破や座礁して4回試み1回だけがヨーロッパに届いたとか。
珍しい物を集めることがその当時のヨーロッパでは流行り。またこの当時のヨーロッパでは日本ブームであったとか。
時は経って第二次世界大戦。オーストリアはドイツを占領。その時古城も接収され、中の美術品は全て持ち去られたが、屏風は壁の装飾としてはめ込まれていたため、難を逃れ今に至ったと。
最近のNHKは面白いですよ。まあ民放が面白くないからかな。