鳥取城は16世紀中ごろ標高263mの久松山山頂に山城が築かれたことに始まる。1587年(天正9)羽柴秀吉が大軍で12kmにもわたる鳥取城包囲網を築き兵糧攻めを行った。この作戦は戦国時代の籠城戦上凄惨を極めた。この事態に吉川経家は降伏を決意し、将兵の助命を条件に自害して開城終息した。その後宮部氏は山頂や山麓に石垣や櫓を配し、関ヶ原後は池田氏が32万石の城主となり山麓の大改修を行なった。山頂に二重天守(1692年落雷により焼失以後再建されず)、山麓には三階櫓が建てられた。家康の血を引く鳥取池田家は幕府から厚遇され、城内の建物屋根に葵の紋瓦を葺くことを許可された唯一の外様大名でもある。
昭和18年の鳥取大地震で天守台の石垣や庭園などが崩壊したが、昭和の半ばごろから復元整備が行われており、内堀に架かる擬宝珠橋(大手橋)は2018年秋約120年ぶりによみがえる予定で全長36m(幅6m)に及ぶ長さは、国史跡の城跡における復元橋としては、日本最長となる。
番号 | 日本100名城 63(日本100名城について) |
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名称 | 鳥取城(とっとりじょう) |
住所 | 〒680-0011 鳥取県鳥取市東町 |
電話 | 0857-26-8042(鳥取県立博物館) |
アクセス・スタンプ設置場所 | ・鳥取駅から徒歩20分 ・鳥取駅から100円バスくる梨「緑コース」で9分「仁風閣・県立博物館」下車徒歩5分 利用時間:見学自由(随時) 駐車場:周辺に有料駐車場有り ◆日本100名城スタンプ設置場所 ・鳥取県立博物館(休館の場合は鳥取市役所本庁舎1階総合窓口または管理室) ・鳥取城跡内「仁風閣」(※長期休館中、令和10年度中に再開館予定) ※掲載情報は2024年7月現在 ※スタンプ設置場所や営業時間は下記サイトなどで最新情報をご確認ください。設置場所の変更情報はこちらを参照ください。 |
HP |
・鳥取城跡(鳥取市サイト)
・日本百名城スタンプの設置場所について(PDF、鳥取市サイト) ・鳥取県立博物館 |
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管理人は2011年9月2日、鳥取城に登城。 » 鳥取城の記事を検索